一緒に料理をする時の受けは口では「二人でキッチンに入ると動きづらい」と言うが、内心では共同作業を楽しんでいるのを知っている攻め。

受けが好きな番組をなんだかんだ一緒に観る上に、いつの間にか受けよりも出演者に詳しくなっている攻め。

受けへの詫びには美味いものを買って帰る攻めだが、最近は受けの要求水準が上がってきていることにうっすらと危機感を覚えている。

受けが料理をしている姿を眺めるのが好きな攻めと、気が散るのでどこかに行ってほしい受け。

時たま攻めがテレビと会話しているのを突っ込むべきかそっとしておくべきか迷っている受け。

受けが料理に以前の攻めの感想を反映したことに気づくたび、マメだなあと感心している攻め。

おかしな物を衝動買いしてしまい、受けの反応が怖い攻め。

受けの友人が遊びに来た時にどう振る舞うべきか分からない攻め。

あらゆる家事に対して腰が重い攻めだが、受けが食器を割ったり飲み物をぶちまけたりした際にはすぐに片づけを手伝いに来る。

受けがもらってきたお土産を我が物顔で食べるようになった攻め。

こっそり受け取るつもりで宅配便の到着日を受けのいない日時に指定したのに、当日になって予定が変わったと言って受けが家にいるので内心焦っている攻め。

攻めの珍妙な部屋着にもすっかり慣れてしまった受け。

風呂場での歌声が家中に聞こえていることを受け本人に伝えるべきか迷っている攻め。

ペットは飼っているのかと知人に聞かれ、受けがあだ名で呼んだりぬいぐるみを載せて遊んだりしているお掃除ロボットのことが頭に浮かんだ攻め。

嵐の日は無意識に攻めがいる場所で過ごす受け。

外出の用事があっても、受けが体調を崩したらこっそり予定を変更して一日家にいる攻め。

受けが留守にすると初めは自由を満喫する攻めだが、わりとすぐに飽きて受けが帰ってくるのを待ち始める。

居間で攻めが昼寝をしているのを見つけたら、とりあえず写真を撮っておく受け。

攻めから夜食に誘われたら、体に良くないだの何だの言いながらも断らない受け。